292条(虚偽表示)関連判決



 Brooks Brothers v. United States (Fed. Cir. 2010-08-31)
特許虚偽表示:
米国特許法292条に基づく虚偽表示を理由に、刑事的民事訴訟を提起する場合に、被告と競合関係にない原告(即ち、何人も)に当事者適格性はあると判断された。⇒注意: 2011916日に成立したAIAAmerica Invents Act: 改正特許法)によって292(b)項が改訂され解決を見た。

(b) 何人も罰金を科すよう提訴することができ,その場合は,罰金の半分は提訴者に帰属し,他の半分は合衆国による使用に委ねられる
(b) 本条に基づく違反の結果、競争的被害を被った者は,その被害を補償する十分な損害賠償を求めて連邦地裁に民事訴訟を提起することができる


■ False Markingに関して一言、二言:
特許虚偽表示:
Stauffer事件の口頭審理(201083日)
292条に基づく虚偽表示を理由に、刑事的民事訴訟を提起する場合に、被告と競合関係にない原告の訴訟適格性は? ⇒注意:2011年に成立したAIAAmerica Inventors Act:米国特許改正法)の292(b)項で訴訟の当事者適格性が虚偽表示により損害を被った者に限定された。