USPTO Admits Error in PTA (Patent Term Adjustment)

USPTO
による通知(2024年9月25日):
Coding Error Impacting USPTO Patent Term Adjustment Software
https://www.uspto.gov/sites/default/files/documents/og-pta-software-error.pdf

summarized by Tatsuo YABE – 2024-09-30

 

米国特許庁(USPTO)はPTA(特許有効期間の調整)の計算にエラーが発生している可能性をこっそりと通知した。PTO曰く、エラー発生の原因はPTA算出用のソフトのコーディングエラーによるとのこと。既にコーディングエラーには対処しているとのことですが、2024319日~630日の間に発行された特許のPTAにエラーが発生している可能性があるとのこと。

■ 対象となる特許:
2024319日~630日の間に発行された特許
■ 上記対象特許に対し、以下のPTAの計算にエラーが発生している可能性がある。

「1」A-Delay (審査の遅れに起因する日数) -- 米国特許法第154(b)(1)(A)
「2」Overlap (重複日数) -- 米国特許法154(b)(2)(A)

USPTOは自身で当該期間中に発行された特許に対するPTAを再計算することはなく、あくまで出願人の再計算の申請に対してのみ対応するとのこと。PTAの再計算を希望する場合には規則1.705(b)に基づき特許証発行日より2か月以内にRequest for reconsiderationを提出すること(PTO費用不要)。最大5か月延長可能(延長費用不要)。依って、本年3月19日に発行された特許では1019日までに再計算を申請可能。

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以下参考

一般的なPTAの算出方法(理解しやすくするために出願人による遅れが無い場合を想定する)

PTA = (A delay + B delay) – (Overlap between A delay and B delay)

A delay154(b)(1)(A)で規定する審査の遅れとは
出願日から14か月以内に許可通知、或いは、拒絶通知を発行されない場合にその遅延日数;
出願人の応答から4か月以内にUSPTOが返答できない場合にその遅延日数;
出願人が特許発行費用を支払って4か月以内に特許証が発行されない場合にその遅延日数;

B delay154(b)(1)(B)による審査の遅れとは
出願日から3年以内に特許が発行されない場合にはその遅延日数

Overlap(重複日数)154(b)(2)(A)
A delay
B delayが時間軸において重複する場合にその日数

EX 1) Overlapがある場合


A delay = A1 + A2 = 28 + 40 = 68 Days
B delay = 20 Days
Overlap = 20 Days

PTA = A delay + B delay – Overlap = 68 + 20 – 20 =68 Days

注意: 出願人による対応の遅れがある場合、例えば拒絶理由通知に対して3か月以内に応答できない場合にはその応答の遅れ日数をPTAより差し引く:-- 米国特許法154(b)(2)(C)

EX 2)  Overlapがない場合


A delay = A1 = 28 Days
B delay = 20 Days
Overlap = 0
PTA = A delay + B delay – Overlap = 28 + 20 – 0 =48 Days

注意: 出願人による対応の遅れがある場合、例えば拒絶理由通知に対して3か月以内に応答できない場合にはその応答の遅れ日数をPTAより差し引く:-- 米国特許法154(b)(2)(C)

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(1) US_Patent Related 

(2) Case Laws 

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